「自分で決めて、やりたいように進め」
という父の方針で、興味のあったこの道へ。

Interview

竹田登輝さん

Toki Takeda / Age 18

旭川工業高校土木科卒 / 測量士補
株式会社富士建設コンサル / 測量部

道路ってどういうもの?子どもの頃の疑問が根っこに。

6人兄弟の4番目。兄も姉もそれぞれ好きな仕事をしていて、医師の父は僕にも進路は自由にと言ってくれました。きっかけは高校の出前授業。実演で見た最新のドローンの仕組みが気になったことから、土木の道に進んでもうすぐ1年です。学校の実習では深く習わなかった部分を仕事で教えてもらっている感じです。入社する前はすごく厳しい世界を想像していたのですが、勤務は朝8時半から夕方5時45分。時期によって残業もありますがそれほど多くありません。社内の雰囲気もいいし、同じ高校出身の先輩もいて心強いです。

入社してまず最初にCADやパソコンの使い方を習い、そのあと現場に出ました。道路、河川、農地などで測量データを取るための手伝いをして、会社に戻ってからは写真の整理、データの入力などを先輩に教わりながらやりました。社内には40代50代の父親くらいの年齢の人が多く、ていねいに教えてもらっています。同時に、期待されているのも伝わってきます。気を付けているのは、測量をする機械の高さ入力のミス。そこが違うと地盤の高さが変わり全部がずれてしまうんです。

高校時代より今の方が勉強しています(笑)。

高校生の頃は、正直勉強はあまり得意ではありませんでした。でも就職して新しいことを学ぶと、次はあれに挑戦しよう、これを応用してみようという気持ちになるんですね。今の目標はまず機械の使い方をしっかり覚えることと、早く測量士の資格を取って自分の現場が持てるようになることです。測量士は覚えることが多く一気にやろうとすると難しいので、3年計画と決めて家でコツコツ勉強しています。どんなことも、興味を持ったら一回全部最後までやる性格。中学、高校と続けたバド部でそういう根気強さが身に付いたのかも知れません。

休日は友達とバドミントンをしたり、冬はスキー、夏はドライブ。食べ歩きも好きなので、いつかおいしいものを求めて北海道一周してみたい。まずは函館でおいしい海鮮料理を食べたいです。

この日の仕事は、当麻町の汚水枡の調査図面。指導する村田課長補佐は「彼の2、3年後が楽しみです」。

取材日:2022年3月18日