経度、緯度ってなんだろう?

経度とは?

経度とは、イギリスのグリニッジ天文台を基準(0度)として、東と西にそろぞれ180度までを表しています。東回りに東経、西回りに西経といい、東経180度と西回りに西経180度の場所は同じです。

※世界的に現在ではグリニッジ天文台より102.478m東を基準としています。

緯度とは?

緯度とは、赤道を基準(0度)として、北と南にそれぞれ90度までを表しています。北側を北緯、南側を南緯と呼んでおり、北緯90度は北極、南緯90度は南極を示しています。

どうやって高さを測っているの?

日本の土地の高さは、東京湾の平均海面を基準(0m)としています。海面は、月・太陽などの天体の動きや、風や気圧などの気象条件などによってたえず変化しています。1873年(明治6年)から6年間にわたり、東京の隅田川河口で海面を観測して平均海面を決定しました。しかし、測量のたびに、平均海面を求めることは効率的ではありません。そこで、地上に固定するため「日本水準原点」が、1891年(明治24年)に国会議事堂の近くに造られました。これが、実質的な高さ(標高24.3900m)の原点です。

※地球全体の基準楕円体からの高さは、重量のゆがみを考慮して61.0971mとなります。

旭川市内の測量モニュメント

旭川市役所
旭川市6条通9丁目

北緯:43度46分17.2891秒
東経:142度21分53.7233秒
標高:111.954m

上記の表示は、モニュメント横の地面にある金属製経緯度標の中心を測量した実測値になります。モニュメントの方位盤に刻まれた経緯度および標高は、四捨五
入した数値です。(経緯度は小数第1位、標高は小数第2位)

建立:2023年9月1日

旭川市中央図書館
旭川市常磐公園

北緯:43度46分31.4640秒
東経:142度21分39.7077秒
標高:108.566m

建立:1990年6月3日

旭川市民文化会館
旭川市7条通9丁目

北緯:43度46分18.1771秒
東経:142度21分53.4630秒
標高:112.091m

建立:1990年6月3日

北海道上川合同庁舎
旭川市永山6条19丁目

北緯:43度48分28.8970秒
東経:142度26分19.5617秒
標高:133.52m

建立:2001年8月23日

JR旭川駅
旭川市宮下通8丁目

旧旭川駅中心キロ程跡標
函館本線:423.1km
宗谷本線:0.0km
富良野線:54.8km

建立:2014年7月3日

明治31年旭川まで鉄道が敷かれ、鉄道の発展とともに街も発展していきました。北彩都あさひかわ整備事業により平成23年、鉄道が高架になり四代目の駅舎が開業しました。これまでの長い間多くの市民などに親しまれてきた三代目の駅舎があった時代の鉄道の歴史を残し、市民の記憶の中で共有してもらえるように、旧旭川駅中心キロ程跡標として黒御影石のブロックで残すこととなりました。これは平成26年7月3日に上川調査設計協会から旭川市へ寄贈されたものです。協会では「旭川において一等三角点測量がまだ行われておらず、開拓実測図しかなかった時代の鉄道路線は、道路の基線と同じく重要な基線の一つでした」鉄道路線の役割は、測量の世界においても大変重要なものであったと、旧旭川駅中心キロ程跡標を作成する動機を謳っています。ブロックが敷かれている場所は、旭川駅の中心となる線上と旧1番線(函館本線の下り線)との交点となります。

旭川市と他都市とのつながりは?
– 姉妹都市・友好都市について –

ブルーミントン市・ノーマル市
(アメリカ合衆国・イリノイ州)

ブルーミントン市は、シカゴ市から南西206キロメートルに位置し、鉄道が往来する農・商・工業の要所です。隣接するノーマル市はブルーミントン市とは双子都市となっています。

提携:1962年10月11日

水原(スウォン)市
(大韓民国・京畿道)

京畿道の道庁所在地で、ソウル市の南44キロメートルに位置する拠点都市です。市中心部にはユネスコ世界遺産にも登録されている水原華城があり、歴史的遺跡も多く残されています。

提携:1989年10月17日

ユジノサハリンスク市
(ロシア連邦・サハリン州)

サハリン州の州都で、文化、経済、産業の中心地です。東はススヤ連峰に、西はユジノサハリンスキー山脈の多くの丘に囲まれ、南北にススヤ川と鉄道が縦断しています。

提携:1967年11月10日

哈爾濱(ハルビン)市
(中華人民共和国・黒竜江省)

哈爾濱市は黒竜江省の省都です。松花江に面する東北地方最大の都市で、省の政治、経済、文化の中心地です。1月には世界的に有名な氷雪祭が毎年開かれています。

提携:1995年11月21日

鹿児島県 南さつま市

鹿児島県薩摩半島南西部に位置し、農・畜・水産物や加工品、焼酎・電子部品等の地場産業が発達しています。5月には日本三大砂丘の吹上浜で一大イベントである吹上浜砂の祭典が開催されています。

提携:2015年5月3日